「もっと笑って」は、逆効果になることがある

「もっと笑って」
「笑顔を意識して」

職場や研修の場で、
よかれと思ってかけている言葉かもしれません。

実際、
雰囲気を良くしたい
印象を良くしたい
そんな思いから出た一言だと思います。


けれど現場を見ていると、
この言葉が
かえって逆効果になってしまう場面もあります。


言われた本人は、

  • どう笑えばいいかわからない
  • 無理に作ると不自然になる
  • 余計に緊張してしまう

そんな状態に陥ることがあります。


笑顔が出ない理由は、
意欲や性格の問題ではありません。

多くの場合、
顔がすでに疲れている状態です。

  • 噛みしめている
  • 顎や口元に力が入っている
  • 表情筋が動きにくい

この状態で
「もっと笑って」と言われると、
体はさらに緊張します。


その結果、

  • 表情が固まる
  • ぎこちない笑顔になる
  • 本人らしさが消えてしまう

という悪循環が起こります。


私たちが大切にしているのは、
「笑顔を作らせること」ではありません!

  • 表情筋の緊張をゆるめる
  • 顔が休める状態をつくる
  • 自然に動ける余裕を取り戻す

そうすると、
意識しなくても
表情は自然に動き始めます。


笑顔は、
指示されて出すものではなく、
安心したときに出るもの。


もし今、

  • 笑顔を求めているのに、伝わらない
  • 雰囲気がよくならない
  • 指導が空回りしている気がする

そんなときは、
言葉を変える前に、
状態を見ることを
意識してみてください。


「もっと笑って」ではなく、
「安心していい状態」をつくる。

そこに、
これからのコミュニケーションのヒントがあると思います〜

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