先日、行政の方々との打ち合わせの席で、とても深く考えさせられるお話がありました。
テーマは、高齢者の方々の「オーラルフレイル(お口の機能低下)予防」について。
先日の講座で、ある受講者様からいただいたアンケートの声を行政の皆さんにお伝えしたんです。そこには、こんな切実な想いが書かれていました。
「人に会うときに自分の顔を見せたくないから、マスクが外せないんです。顔がリフトアップしたら外します」
今のような暑い夏は、熱中症の危険もあるため、状況に応じてマスクを外したほうがいいと分かっていても、どうしても外せない……。
それは感染予防という理由だけでなく、「お顔を見せることへの抵抗感」が大きな理由になっていたのです。
「マスクが体の一部」になっている私たち
その場に集まった7名で話し合う中で、さらにハッとさせられる現状が見えてきました。
ある方は、「うちの子どもも、マスクが体の一部みたいになっている」とおっしゃっていました。大人だけでなく、子どもたちまでもが、マスクという「鎧」をつけることが当たり前になってしまっているのです。
- 誰かに顔を見せるのが恥ずかしい、怖い
- 外したい気持ちはあるけれど、タイミングを逃してしまった
気づけばマスクが顔の一部になり、心までキュッと縮こまってしまっていませんか?
表情が変われば、心も変わる
マスク生活が長かった分、私たちはお顔の筋肉(表情筋)を動かす機会が圧倒的に減ってしまいました。筋肉が硬くなると、お顔のたるみだけでなく、実は「心の元気がなくなっていく」ことにもつながります。
なぜなら、心と顔は地続きでつながっているからです。
私が皆さまにお届けしている「表情セラピー」は、単にお顔をリフトアップするためだけのトレーニングではありません。
お顔の筋肉を優しくほぐし、正しく動かしていくことで、「隠しておきたい心の鎧」を少しずつ、優しくほどいていくアプローチです。
焦らなくて大丈夫。少しずつ笑顔の準備を
「明日からマスクを外しましょう!」と無理をする必要はまったくありません!!
まずは、誰にも見られないお家の中で、マスクの下で頑張ってきたお顔をいたわることから始めてみませんか?
お顔がキュッと引き締まり、口角が自然と上がるようになると、不思議と心までフワッと軽くなっていきます。「これなら、ちょっと外してみようかな」と思えるタイミングが、きっと自然にやってきます。
心も、お顔も、本来の輝きを取り戻せるように。 これからも講座やサロンを通じて、皆さんが自分らしい笑顔に戻れるお手伝いと、具体的なトレーニング方法をたっぷりとお伝えしていきますね。
まずは今日、鏡に向かって「いつも頑張ってくれてありがとう」と、お顔に声をかけてあげることから始めてみましょう!
笑顔サロンでは、NVC(非暴力コミュニケーション/共感コミュニケーション)のエッセンスを取り入れて、表情セラピーのセッションしています。
NVCは、正しい・正しくないの判断ではなく、「相手の今の状態(感情やニーズ)に共感し、その上で素晴らしい可能性(満たされる願い)を提示する」ことで、自然な行動を促します。
まずは、今のお顔と心の状態を「ただ、知ること」から始めてみませんか?
「マスクを外さなきゃ」と自分を責めるのではなく、「ああ、私は今、お顔を隠すことで安心したかったんだね」と、自分の本当の気持ちに気づいてあげること。それが、心とお顔の鎧をそっと下ろす第一歩になります。
知ることで、自分をいたわる気持ちが生まれ、自然と「動かしてみようかな」という優しいエネルギーが湧いてきます。
まずはその小さな一歩を、ご一緒に踏み出してみませんか?

