夏休みですね〜
家族との時間が増えたり、
いつもよりゆっくりスマホを見る時間があったり。
そんな今だからこそ、
ちょっと自分の身体に目を向けてみてほしいことがあります。
それは、
「私、歯を食いしばっていないかな?」
ということ。
実は私自身、
歯科衛生士として長く歯や口のことを見てきたのに……
自分がひどい食いしばりをしていました。
そして、恥ずかしながら私は
「マウスピースジプシー」でもありました。
作ってもらっては試して、
また違うものを試して。
「これで食いしばりが楽になるかな?」
「これなら歯を守れるかな?」
そんなふうに、
どうしたらいいのかわからず、
いろいろなマウスピースを試していました。
歯科衛生士なのに。
今振り返ると、
ちょっと笑ってしまいます。
でも、その頃の私は
本気で困っていたんです。
朝起きると顎が疲れている。
なんとなく顔がこわばっている。
歯が痛いわけではないのに、
口の周りがスッキリしない。
「どうして私はこんなに食いしばるんだろう?」
そう思っていました。
もちろん、
食いしばりには歯並びや噛み合わせ、
睡眠中の状態、生活習慣など、
さまざまな要因があります。
だから、
「食いしばりは全部、心の問題です」
と言いたいわけではありません。
ただ、
身体に起きていることを、
身体だけの問題として終わらせないでほしい。
私はそう思っています。
「頑張っているつもりはないのに、身体は頑張っている」
私たちは、
自分の気持ちには意外と気づいていません。
「大丈夫」
「これくらい普通」
「私が頑張ればいい」
「嫌だけど、仕方ない」
そうやって、
自分の本音を後回しにしていることがあります。
でも、
頭では「大丈夫」と思っていても、
身体は、
ギュッ。
と歯を食いしばっているかもしれない。
肩に力が入っているかもしれない。
呼吸が浅くなっているかもしれない。
顎に力が入っているかもしれない。
身体は、
言葉になる前の何かを
教えてくれていることがあります。
だから私は、
「食いしばりをなくさなきゃ」
だけではなく、
「私は今、何に力を入れているんだろう?」
と、自分に問いかけてほしいのです。
たとえば、こんなことはありませんか?
□ 朝起きたとき、顎が疲れている
□ 気づくと上下の歯が当たっている
□ 集中していると歯を食いしばっている
□ スマホを見ていると顎に力が入っている
□ 「嫌だな」と思っても我慢することが多い
□ 人に気を遣いすぎてしまう
□ 本当はやりたくないことでも「いいよ」と言ってしまう
□ 頑張っているのに、なぜか身体が休まらない
もし当てはまるものがあったら、
一度だけ、
立ち止まってみてください。
「食いしばりを治さなきゃ」
の前に、
「私は今、何を我慢しているんだろう?」
「本当はどうしたいんだろう?」
と。
身体は、あなたを困らせているんじゃない
ここが、
私が一番伝えたいことです。
食いしばりをしている自分を
責めなくていいんです。
「また食いしばってる」
「私ってダメだな」
ではなくて、
「あ、身体が教えてくれているのかもしれない」
と見てほしい。
身体は、
あなたを困らせるために
サインを出しているわけではありません。
むしろ、
「ちょっと無理してない?」
「本当は嫌じゃない?」
「少し休もうよ」
「もっと自分の気持ちを大切にして」
そんなふうに、
あなた自身に気づいてもらうための
小さなメッセージなのかもしれません。
私自身が「身体→心」を体験したからこそ
歯科衛生士として、
私はこれまでたくさんの人の
「口」を見てきました。
でも、自分自身の食いしばりを経験して、
口の中だけを見ていても
わからないことがある。
そんなことを感じるようになりました。
身体と心は、
別々ではないんですよね。
だから私は今、
「口の中から、笑顔と人生をデザインする。」
ということを、
もっと広く伝えていきたいと思っています。
歯や口を整えることだけが
目的ではありません。
身体の小さなサインに気づいて、
「私、本当はどうしたい?」
と自分に問いかける。
そして少しずつ、
自分の本音を大切にできるようになる。
その先に、
自分らしい笑顔や、
自分らしい人生がある。
私はそんなふうに考えています。
この夏休みに、ちょっとだけ自分を見つめてみませんか?
家族のために。
仕事のために。
周りの人のために。
いつも頑張っているあなたへ。
今日はほんの少しだけ、
自分の身体に意識を向けてみてください。
今、
歯はくっついていませんか?
顎に力が入っていませんか?
肩が上がっていませんか?
そして、
「私は本当は、どうしたい?」
と聞いてみてください。
すぐに答えが出なくても大丈夫。
「わからない」
それも、
大切な気づきです。
身体のサインは、
あなたを責めるものではなく、
あなた自身に戻るための入口
なのかもしれません。
私のように、
「歯科衛生士なのに食いしばっていた」
という人もいるかもしれません(笑)
だからこそ、
食いしばりに悩んでいる方に伝えたい。
その食いしばり、
ただの「悪いクセ」と決めつけなくてもいいんですよ。
あなたの身体が、
何かを教えてくれているかもしれません。
この夏、
ほんの少しだけ。
自分の身体の声を
聞いてみませんか?

