伝え方以前に「口」は動いていますか?

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「もっと分かりやすく伝えましょう」
「言い方を工夫しましょう」

企業研修や職場の中で、
こんな言葉を聞く機会は少なくありません。

でも、現場を見ていると
その前に、ふと立ち止まりたくなることがあります。

今、その口は本当に動いていますか?


一生懸命話しているのに、
声がこもって聞こえたり、
何度も聞き返されたりする。

決して、いい加減に話しているわけではなく、
むしろ真面目で、丁寧な人ほど
そうなっていることも多いです。


原因は、話し方や伝え方の技術ではありません。

多くの場合、
口が「話す準備のできていない状態」にあります。

  • 顎に力が入っている
  • 口が十分に開かない
  • 舌がうまく動いていない(舌小帯が短い)
  • 呼吸が浅くなっている(緊張)

こうした状態では、
どれだけ言葉を選んでも
伝わりにくくなってしまいます。


忙しさや緊張、責任感の強さから
知らず知らずのうちに
口元は固まりやすくなります。

それは怠けているからでも、
意識が低いからでもありません。

一生懸命な人ほど起こりやすい反応です。


私たちが大切にしているのは、
「上手に話すこと」を教えることではありません。

  • 口が動きやすい状態をつくる
  • 顎や舌の緊張をゆるめる
  • 声が自然に出やすくなる状態に戻す

そうすると、不思議なことに
話す内容を変えていなくても
声の通り方や印象が変わります。


伝え方は、
努力や意識だけで改善するものではありません。

「口が動ける状態」かどうか。
それが、伝わる・伝わらないを
大きく左右しています。


もし今、

  • 話しているのに伝わらない
  • 何度も聞き返される
  • 声が出にくいと感じる

そんな場面があるなら、

一度だけ、問いかけてみてください。

「今、口はちゃんと動いているだろうか?」

そこに、
伝え方を変える前のヒントが
隠れているかもしれません!

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